○森元治郎君 いやそれはね、いつでも人の原則を借りものにして、日中共同声明を見ても、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対しては不干渉、互恵平等、平和共存、これにプラス国連憲章の原則と、向こうの言っているのをみんなこう並べているんですね。これじゃちょっと恥しいんで、日本は日本のやっぱりこれに相応する、コレスポンドするものが当然あっていいと思う。アンビシャスではなくて当然国が立っている以上、
○森元治郎君 やはり交渉ごとにあたっては、従来は大体において日本が懸案解決主義で外交が進んできたように思うのですが、やはり議論をするときには何本立てかの、大きな外交には原則論はやはり打ち立てる必要があると思うのですね、大きな原則を三本なら三本。その原則のもとに国々によって、自由主義国に対してはこう、お隣の中ソに対してはこうというような、その原則から引き出されてくるそれぞれの国々に対応したまた政策、こう
○森元治郎君 それじゃ、少しの時間お尋ねしたいと思います。 最近ソビエトが中心になって集団安全保障、ヨーロッパ安全保障とか、安全保障というものが非常に大きな関心を呼んでいる。お互いの国々が平和な関係にあれば安全保障問題は出てこないんですね、そういう地域を見ると。フランスとスイスあるいはフランスとイタリアで安全保障二人でやろうなんというのはない。相互間の懸案を解決していくという問題がなくなれば、あえて
○森元治郎君 必要な場合というのは、必要な場合はもうきたんで、少なくも時間的に次の通常国会くらいには出せる段階にあると思うんですが、どうでしょうか。
○森元治郎君 これ、持っていないと、とても話がいつのことかわからないのですね、いつでもこれを。先の話なんですから、近ごろは話が大きくなって。それはそれでけっこうですが。 そこで、保障措置に関して、まず原子力機関との話とか、そういうことは別として、国内措置として、私は十分知らないが、核管理センター、駒井さんがやっている。しかし、査察の機関というものがまだできていない。これが三十三人ぐらいの優秀な査察員
○森元治郎君 簡単に短かい時間で質問をします。 この前、大臣に申し上げたんだが、少なくも科学に関する限り、西暦だけ使ったらどうだという——御答弁がなかったんですがね、これは急に昭和七十五年だの、二〇〇〇年だの、とてもじゃないが……。 そこで急に前田さん個人でそうしましょうとも言えないがね。これはやはり昭和は九十年なんということも想像されないし、これはますます世界が小さくなってくる。どこの国も、中国
○森元治郎君 それでは燃料供給、アメリカからの濃縮ウランの供給ということは現行協定、五年前の現行協定、そして去年のさらに百六十一を三百三十五という増ワク、そして今度の、三回ワクの変更がきたんですが、もうこういう意味のアメリカ濃縮ウランを買うというような協定、現在の六千万キロワット発電に必要とする濃縮ウランの買い付けでありまするが、もう一回この手のウランのワク拡大ということはもうないと思う。これで終わりと
○森元治郎君 ただ、われわれの、政府間の合意というものの、向こうは立法府と行政府が、原子力関係については、AECなどを通じ、上下両院合同委員会などのいろんな角度で、もう十分御了解も得てるんだよね、行政府と立法府というものが、向こうは。そういう機構、政治の仕組みの違いがあるのですよ、向こうは。こっちは行政と立法というのは、原子力に関しては離れているわけですよね。だから一緒になって、一緒に行動している向
○森元治郎君 初めに、この原子力関係の問題はなかなかこれはむずかしいんでしてね、だから丁寧に、しろうとわかりのするように、私は全部これ工学博士のつもりで聞いているわけじゃないんで、間違いがあったらばちゃんと直してもらってやってください。 初めに、衆議院の経過などを聞いてみますと、大体だれも心配するような点を質問しているわけですね。同じことを触れざるを得ないと思うんですが、簡単にやるつもりです。
○森元治郎君 この撤退とは何だということはなかなか理解できない。統一司令部を、まず、五〇年七月七日の決議で統一司令部を解消すること、したがって、司令官も任命を解かれること、それからもう一つは国連旗の掲揚を取りやめる、これはたいへんな必要条件ではないと思うのだが、それじゃ統一司令部が解消すれば、司令部でしょう、ヘッドクオーターですね。軍隊、フォーセスではないわけですね。ですから、国連軍の撤退といった場合
○森元治郎君 いや、それだけでは不十分で、私の聞いているのはいろいろな、はっきりと国連軍総司令官と、ザ・コマンダー・イン・チーフ・オブ・ユナイテッドネイションズ・コマンドという訳を国連軍総司令官と訳しているのですよ。それからまた条約で使うときには国際連合の軍隊といってみたり、はっきりしない性格が非常に私目に映るんですが、その答弁、時間がきょうは少ないようですから……。 そこで、国連軍の撤退ということをよくいわれる
○森元治郎君 きょうは、いわゆる国連軍に関連した質疑をしたいと思います。 御承知のように、南北朝鮮もたいへん大きな、平和的な方向へ動くし、米中関係は、お互いに連絡事務所を置くようになり、五三年のあの朝鮮休戦協定の当事者であり、戦いの当事者でもあった中国との間にアメリカはいまや承認への方向へ向かっている。ソ連との関係は、ブレジネフ・ニクソン会談でもおわかりのように、たいへん友好関係が促進されている。
○森元治郎君 そもそも、この私のいま問題にしている決議の採択について、日本は賛成であるし、すでに効力を発生してしまったんですから、何にもこれについて私は文句はないが、この前大平さんに御質問した——いまからでも批准してもいいんじゃなかろうかということに対しての説明をちょっと聞きたいと思うのは、もう発効してしまったんだ、あとのほうからのそのそ紙持ってきても、もう発効しているからいいですよと言われるのか、
○森元治郎君 長々とお話しになったが、要するに、あなたのことばをいまちょっと見ると、この前の二十総会で採択された憲章再審議のための加盟国の全体会議の件ですが、これは当時政府としては重要性を認めなかったと、重要性を。すなわち、後ほど言われた、憲章の本質にかかわるような、安保理事会の数とかそういうものと違って——常任理事国をどうするかとかといったようなそんな大きな問題、基本にかかわる問題であるならばともかく
○森元治郎君 この前の質問、すなわち第二十国連総会、一九六五年、昭和四十年の総会で採決された国連憲章百九条の改正について国会の承認を求めるという手続がとられていないことがわかった。今度は、同じ国連憲章の同質の、同じ質の内容である国連憲章の改正は国会の御承認をいただきたいというので、「国連憲章改正の批准について、日本国憲法第七十三条第三号ただし書の規定に基づき、国会の承認を求める。」ときている。前は出
○森元治郎君 御了承はなかなかできないんでねこれは簡単には。これ、会談の内容をしゃべれったって、それは無理でありますが、すぐに、あと九月ですから、三カ月くらいあとに国連総会迫っている。とすれば、しかも情勢が大きく変わっているときに、当然そのたな上げでいこうか、従来方式でいこうかどうかということも御相談になったことは確かでしょう、どうするかということはともかく国連対策。
○森元治郎君 それは、それぞれ外交官の良識に従ってやるだろうし、そういうことは外交官は心得ているだろうと言うが、たまたま大問題として野党こぞって違憲にあらずやということ、しかも外国との関係においては日本はそれではこれから王制、君主国などという呼称などが入り乱れてまいると、聞いた日本人も変な気するし、公の場へ行ったとき、おかしなものになるので、私の言うのは、良識ある外交官といっても、要は政府の確固たる
○森元治郎君 ちょっと短い時間に大臣に二つ、三つお伺いします。 一つは、中曽根王制発言と外務省と、こういう題です。きのう参議院の本会議で私たち伺っていたのですが、どうもはっきりしない。田中さんはむやみに興奮ばかりしてしまって、大きい声して、耳に入らないような感じがあった。片方で中曽根さんは、時間がなかった、外人にわかりやすく言いたいというような気持ちで、ああ言ってしまったんだと、はなはだ遺憾であるとおじぎしているんですね
○森元治郎君 ああそうですか。十月というとちょっと幅が広いですね。それはまたいずれやることにして、それじゃ質問します。 この国連憲章の、いま議題になっている経済社会理事会の七一年、昭和四十六年二十六回の国連総会で採択されたんですが、これ、日付は何日でしたっけね、期日は。
○森元治郎君 いま大臣、九月から十月、九月一ぱいといううしろのほうの期限も向こうから言ってきておりますか、九から十の間と。
○森元治郎君 きょうは、ただいま議題となりました国連の憲章改正の質問でありますが、重大問題がけさ、きのうの夕刊から出ておりますから、深い質疑はいたしません。ただ、ソビエト側の田中訪ソに対する回答、どんなものだったのだか、新聞でよくはっきりわからなかったので、大臣から伺いたいことと、あわせてこれからどういうふうになさるのか、おおよその腹づもりを、きょうの段階でけっこうですから、それだけ伺って次に進みます
○森元治郎君 すべてこれらの国々とは大きな懸案をそれぞれかかえておられるわけですね。ソ連のほうは平和条約を中心とし、アメリカとは経済あるいは防衛あるいはキッシンジャーが言い出した例の新しい大西洋憲章の構想、ソ連では集団安全保障問題、たくさん重要問題、どれも緒につこうとしている段階。中国とはさしずめ実務協定、日中航空協定をいまやっているところ、そして平和友好条約に進む、これも大きな問題。平和友好条約のほうはどうですか
○森元治郎君 三十分の時間ですから、短く質疑を打ち切れるような種で質問したいと思います。 まあ、大臣のこれからの御予定ですね、七月アメリカ、八月……。どんな御予定ですか。七月アメリカ、八月の終わりころにソ連に行きたい、これは総理も一緒、それから秋には、十月ころと言うんだが田中さんのヨーロッパ訪問とか、それから下って年末ころ東南アジアとか、大臣もそれについて行かれるんでしょうが、その御予定を伺います
○森元治郎君 いまのようなやわらかい発言は、この新聞、私は二つくらいしか見ないのですけれども、受けないのですね。何か非常に乗り気になったような、アジアの問題はヨーロッパの協力なくしてはできないんだ。逆に言えば、ヨーロッパの問題はアジア、すなわちアジアの大国であるわが日本の協力なくしてはできないのだというような印象、これは記者との質疑応答の経過から見て非常に強く受けたんですよ。いま大臣は通貨と貿易とおっしゃいましたが
○森元治郎君 これに対して、大西洋憲章といっても昭和十六年の英米共同宣言がもとですね。死んでしまったような古くさい古典的なものを引っぱり出してきて、どうもニクソン外交、キッシンジャーのやり方、権謀術数、第二次大戦型というような感じを受けるんです。これ新聞報道によれば、通貨、貿易、安全保障も入る、そういうふうな問題に大平さんがあっさりと理解を示すのは少し早かったんじゃないか。もう少しよく伺ってからといって
○森元治郎君 大臣、外務委員会あたりでの答弁はなかなかもやもやして、はっきりしないんだよ。海外に行くと、やっぱりゆったりされるせいか、パリで一日の日でしたか、記者会見をやって、それで先月二十三日のキッシンジャーが提唱した新しい大西洋憲章、これにたいへん大平さんが理解を示したような記事が大きく載っておるわけですね。これはキッシンジャーのほうから、あるいはアメリカ政府からこういう申し出があったんですか、
○森元治郎君 大臣に簡単にお伺いします。 核防条約の調印、核防条約について、四十五年の初めに条約が調印され、日本も調印して、その後問題の保障措置、査察、そういう問題が起きて、にわかに、その点がはっきりしなければ日本が不利になるかもしらぬというので、情勢を待っていたところが、五日の日にブラッセルで、国際原子力機関とそれからヨーロッパの例のユーラトムの加盟団体、加盟国七カ国の間に問題の保障措置に関する
○森元治郎君 お通しくださればなんと言うけれども、これはやはり本気に……こんなものはすべてにたくさんあるのですよ、手続だけをここでやっているのが。これはやはり人手も使うし、たいへんな行政上のロスだと思うので、御注意を申し上げたんです。 私はこれについてそれ以上質問はありません、もう皆さんやってしまったから。
○森元治郎君 じゃ一つだけ伺いますが、大臣、実は高瀬君は子どものときから友だちだから——あの人、月給もらっていないのですよ。それで政府代表なんだよ。そうすると、今度はまたこれが通りますと、いまの政府代表をやめるのですよ。やめてまた政府代表、同じ肩書きの名前の政府代表になるのですね。要するに、これは銭をくれてやるためにこんなめんどうなことをしているわけだ、四十四万円の給与を。——一ぺんにできないのですかね
○森元治郎君 この田中親書をお出しになった以上、要するに平和条約締結に関して、少なくも万全の用意はできていると、こういうふうに解釈してよろしいですね。
○森元治郎君 いずれにしても、中国とはいよいよこれから平和友好条約締結の交渉に入ることが確定しておる。一方は、ソビエトとこれから平和条約交渉の入り口にかかろうとしている。ことしはたいへんな歴史的な年になると思う。その責任を大平さんが当面の役者としておやりになる。たいへんな光栄でもあるし、やりがいのある仕事だと思うのだが、こういうアジアの平和に大きな展開を見せようとするときの、これに取り組む外務大臣の
○森元治郎君 きょうは大臣に日ソ関係についてお伺いしたいと思います。 私は、きのう休んでおったのですが、新聞で見ると、田中総理がブレジネフ書記長に親書なるものを提出したということが出ておりましたが、その内容は、新聞では承知しておりますが、差しつかえない限り、もう一回内容を伺いたいと思います。
○森元治郎君 いまのお話聞いたって、軽水炉のほうに使うリサイクルという方法、アメリカでもだいぶ進んでおるというが、それでもいまのところ一五%くらいしか利用できない。また残る。これは非常に高いものですよ。値段の高いものを長く寝せておく、これはたいへんな不経済でもあるわけですね。それはそういう新しい開発が必ずできるものと限らない。成功した場合といういま条件つきのお話だからね。これはどういうふうに——将来
○森元治郎君 こうやってどんどん発電所ができてくれば、問題の六十年あたりになれば当然プルトニウムが四十五トンたまるわけですね。このプルトニウムというのは、われわれどんなしろうとでも、これは爆弾の原料ということで心配をしているわけです、しろうとは、くろうとはどうか知らぬが。これは一体どうたまったものを処置していくのか。一部はもちろん軽水炉あたりの核燃料としてリサイクルすることもあるでしょう。それだってそう
○森元治郎君 簡単に二、三点。成田政府委員、これまで結んだ日米、加、英の協定と今度の二協定の違い、まあ時代の違いもあり、日本の科学技術の力も上がってきた、いろいろな違いがあるが、特徴的なこと、特に大きな変化だという点を明快にもう一ぺん伺っておきたいと思います。
○森元治郎君 その公使というのはだいぶ昔と比べて減っちゃって、ロンドン、パリぐらい、アメリカぐらい……。公使、小さいと言っては失礼だが、人口の少ない、面積の小さい国では、ことに後進国は大使というもの、大使館というものに抵抗を感じているようだが、そのアメリカ式というか、アメリカは総領事館が多い。それには名と実がぴったりしているから、下げて、総領事館あるいは公使館、公使の実館として任命する、そういうことはしないのですか
○森元治郎君 質問者が使ませんから一問だけ。 在外公館に関連して、在外公館、アメリカとの比較をちょっと教えてください。アメリカもやっぱり日本と同じように兼館が多いのか、全部実館で、大使館と言えば大使以下参事官その他そろっているのか。在外公館の数、——もっとも取り方によって違うかもしれぬが、およそでけっこうだが、数。それから兼館か、実館か。人数の点。人員関係の予算のおよその比率でもわかればけっこうだと
○森元治郎君 やっぱり大使館を相互に設置する場合は、日本は、寒いからといって西洋人みたいに帰ってきてしまったんでは、アジアの国ですからまずいので、やっぱり金かけて家建てなければだめですよ、寒さに耐える家を。そしてやはり十二カ月滞在するという心がまえで、補正予算ででも来年度予算ででもがっちりやらなければだめだと思うんですが、どうですか。
○森元治郎君 そうあるだろうと思って、——それでけっこうです。それでモンゴルと商売の貿易量だって百万ドルになる、往復で。及びもつかないぐらい少ないのですがね。何といっても歴史的にも研究、文化的にもおもしろいところ。それから日本は北海道大学あたりでやっているかもしれぬが、温度の低いところにおける植物の研究ですね。あのさすがのソ連も、毎年毎年農業問題にいじめられて、賠償問題では思うようにいかないのは、寒
○森元治郎君 在外公館の質問は大体二つ、三つくらいにします。 一つは、モンゴルですが、どうして兼館にして、専任の大使を置かなかったのか。私はいろいろ過去に経過のあった国ですから、その他の国と違って、やはりあそこには私は置くべきである。何かソビエトの衛星国だから、日本の新関大使を兼轄にしてやれば済むのだというのじゃ少し軽過ぎやしないか。しかも現状、中国、ソ連いろいろな複雑な関係のまん中に位置しているというようなことを
○森元治郎君 こういうのはいまの話を聞くと、メキシコが早くやりたいからというふうな御答弁でしたね。何でも向こう側におっかぶせるのは、こっちも相当せいたでしょう。たまたま両方が合ったからこういうことができたので、メキシコから言ったからいやだけれども、やったような顔をしないで、やはり両方が合ったというのがいい答弁だと思うのです。答弁は要りません。こんなことはあまり言うことじゃないと思うのですが、初めはもうからないと
○森元治郎君 国会で二年も三年も置かれるなんて変に勘ぐらなくて、こういうものはすっすと国会は通っているはずです。あんまり勘ぐりが過ぎると思うのだが、どうですか、穂崎さん。
○森元治郎君 メキシコのほうから伺います。一番メキシコの問題で質問点になるのは交換公文だと思うんです。普通は協定ができて批准されて、それから協定が動いていくんですが、交換公文で見ると、協定十九条の規定に従って外交上の公文が交換されるまでの間それぞれの行政権の範囲内で暫定的に協定を実施することを約束するとなっている。それでもうすでに飛行機はわが国会議員も同乗して四月でしたか、メキシコまで飛んでいる。協定
○森元治郎君 サンクレメンテの話はどうなんですか。もう過去のことですから、お話し願いたいのは、どういうニクソン大統領に頼み方をされたのか。大臣も同席されている場所だと思うんですが、あるいはこっそりやったか、その間の事情を一どういう意味のことを頼んだのか。
○森元治郎君 時間がないようなので、具体的なものを聞くほかありませんが、まあ大臣もつとめてやはり委員会には長い時間をさいていただきたいと思います。 きのうで米ソの話し合いが終わって、コミュニケ——米ソ関係に関する基本的原則というものを発表して終わりました。これをへたに質問していくと、もう収拾つかないぐらい広く深くいってしまうので、まず日本に直接関係あるのは、去る一月サンクレメンテで佐藤総理からニクソン
○森元治郎君 一問伺います。まとめて伺いますが、中共、北朝鮮関係、この隣の国からの渡り鳥、この関係をどうするのか。未承認国でありますから条約ができないまでも、学術団体あたりで連絡をして、こういうような方向に措置をとっていくのか、全然やっていないのか。それから渡り鳥というのは中共あたりからでも二百種類くらいがくるといっています。朝鮮からもたくさんくるんでしょう。これには赤い色がついたりなんかしてないんですよ
○森元治郎君 今度私の気持ちにしちゃったのですが、いま大臣の気持ちで善処する話だったのだが、これはやはり理事長は大臣が任命するのだし また外務省自身がどうこうするということもできないことは私もわかりますがね。こうやって発展的に解消する人たちについて、十分善処する、私の質問の趣旨を体して善処する、これはいいんですな。
○森元治郎君 これ、気持ちとしては善処したいなんという、その気持ちとしては善処すると、君の言うのはよくわかった、善処する、これをはっきり言ってもらいたいと思うのですが、どうでしょう。
○森元治郎君 いまの加川君の答弁に関して伺うんだが、KBSに働いている連中、変わるとなると不安であることは当然だね。もっとあたたかくはっきりしたことを言ってもらいたいんですが、それはわかると思う、その立場になれば。衆議院の速記録読んだ、いまのお話も聞いていた。どうもことばづかい見ても、他の特殊法人とのバランスを考え、それからいまのままよりはよくなるだろうとか、不利にならぬようにと、こういう奥歯にはさまったようなことを
○森元治郎君 防衛庁ずるいよ。外務省に一たん言われたなんてことじゃない。専門家としてB52が出て行った、油をどうだといったような情報、お天気が悪かったかよかったか、そういうようなことはちゃんとわかるじゃないか。それをアメリカに何のためだということを聞きもしないし、知らん振りをしている、そういうのはいけない。もっと専門家としてアメリカに聞くべきものは聞き、直ちに政府に報告するということが大事だという点
○森元治郎君 ちょっと関連して。 羽生さんと田さんの二人の話、ベトナム、事前協議に関連して簡単にひとつ伺います。 割り切っているというお話しなんだけれども、間が抜けていると思うんだな、政府自身も。きょう沖縄がまだアメリカの施政権にあるような、割り切りができてない。アメリカはアメリカで、ことに軍部は依然として自由発進ができた惰性がずいぶん残っている。日本はまだアメリカの施政下にあるような感じを持っておる